グランベリーパーク10~11月の来館数と売上高 コロナ前までに回復

2020/12/11 06:26 更新


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開放的な施設作りがコロナ下でも客に「安心感」を与えている

 東急モールズデベロップメントが駅直結の大型複合施設、南町田グランベリーパーク内で運営するアウトレット併設のSC、グランベリーパーク(東京都町田市)がコロナ下で健闘している。今年4月8日~5月31日まで一部店舗を除いて臨時休館し、6月1日に営業を再開してから「時期を追うごとに来館客数、売上高ともに上昇」(青木太郎総支配人)し、10~11月の来館客数と売上高は「コロナの影響を受ける前の2月と同水準」に回復した。公園やエンターテインメント施設と一体化した「生活遊園地をテーマにした施設作り」と幅広いテナント構成などが「コロナ下でも行きたい施設として幅広い層に支持されている」とする。

(有井学)

 昨年11月13日から1年間の来館客数は2カ月近い休業期間があり、営業時間も短縮した中で1200万人を超えた。開業からコロナ前までは、当初見通しを大幅に上回るペースで集客しており、「コロナがなければ、2000万人は超えていた」とする。コロナ感染拡大の「第3波」が始まった11月中旬以降の来館者数はやや減少傾向だが、12月6日は前週日曜日に比べて5%増加した。

 営業再開直後は足元商圏客が大半だったが、最近は東京都八王子市や世田谷区、神奈川県藤沢市など半径20キロ圏を中心に広域客も増えている。「足元のお客も含め、車での来館も以前に比べて多い」という。約8万3000平方メートルの敷地に六つの店舗棟と七つの屋外広場があり、鶴間公園やスヌーピーミュージアムともシームレスでつながる開放的な空間であることが「買い物だけでなく、過ごす場としても選ばれている」という。

 売り上げは在宅需要の広がりでインテリア・家具が伸びているほか、「モンベル」「スノーピーク」を中心としたアウトドアやスポーツ、アウトレットゾーンの国内セレクトショップや「フルラ」「コーチ」を中心とした海外ブランドなどが「好調」だ。

 営業再開後はコロナの影響で厳しかった飲食も「ランチタイムは回復」し、大型複合映画館も大ヒット作品「鬼滅の刃」の上映によって10月から伸ばしている。コロナ前まで積極的に実施していた公園や屋外広場などでのイベントを営業再開後は控えていたが、感染予防をしながら、10月から徐々に再開している。モンベルなどで体験型企画を行ったほか、11月7日に公園で町田市などと連携して、地元産商品のマルシェや近隣住民による音楽やダンスなどのステージ、ヨガやワークショップなどの体験企画を中心とした地域イベントを昨年11月に続いて開き、好評だった。

 開業1周年企画を11月3日から12月25日まで実施している。11月7~8日にインテリア・雑貨店が参加し、売り上げの一部を医療機関支援のために町田市に寄付する「蚤(のみ)の市」を開催、11月23日まで各店舗で限定商品の販売やノベルティーの配布などを行い、11月の売り上げにも寄与した。広場にはイルミネーションで彩った高さ8メートルのクリスマスツリーを飾っている。

 「コロナ下でも外に出て、楽しみたいというニーズは変わらない。感染予防策を継続しながら、施設の強みであるリアルの良さ、来館価値を一層高めていきたい」と話す。

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