ゴールドウインが構造たんぱく質繊維でフリースを開発

2022/10/19 10:59 更新


シンプルでミニマルなデザインの「ジ・アース・フーディー」

 ゴールドウインは、バイオベンチャーのスパイバーが開発・生産する構造たんぱく質「ブリュード・プロテイン(BP)繊維」を使ったフリース製品を開発した。「ザ・ノース・フェイス」と、デザイナー渡辺淳弥が手掛ける「ジュンヤ・ワタナベ・マン」のセカンドライン「eYeジュンヤ・ワタナベ・マン」との協業アイテムとして、10月21日に発売する。

 製品名は「ジ・アース・フーディー」。混率はウール61%・BP27%・ナイロン12%。販売店舗は東京・渋谷の明治通り沿いにある直営店のザ・ノース・フェイススタンダードのみ。税込み9万3500円。BPを使ったアパレル製品としては、19年に発売したTシャツとアウトドアジャケット、20年のセーターに続き4例目。

 通常、フリースは石油由来の化学繊維が使用され、フリースから抜け落ちた化学繊維の糸くずは、洗濯などで海に流れ出てマイクロプラスチックとなり、生態系に悪影響を与えているとされており、かねて実用化を目指していた。



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