バッグの「フミコダ」 機能性とエレガント受ける

2018/12/13 06:26 更新


 バッグのフミコダが企画・販売する「フミコダ」が好調だ。人工皮革を使った軽量で機能的でエレガントなビジネスバッグが受けている。19年春夏は定番の新型を発売し、新素材も採用する。エグゼクティブキャリアを中心とした働く女性の持ち物や仕事着など環境の変化に対応する。

 一番の売れ筋はショルダーバッグ「アリアナ」。販売数は今年(17年12月~18年11月)、16年12月~17年11月と比べて約40%増だった。定番色の黒は「今秋冬、欠品し入荷が間に合わない」ほどだった。

 支持されるのは機能性だ。口が大きく開き、書類やパソコンの出し入れがスムーズ。持ち手は手前の長さを若干長くし、肩に掛けても安定感を保つ。フラップを変えられるのも特徴だ。取り外したフラップはチェーンショルダーバッグとクラッチバッグに使い回しできる。働く女性がシーンに合わせ、ファッションを楽しむ感覚で選べるのも魅力だ。フラップ単体の中心価格は3万円。

 19年春夏は新型として、11インチのパソコンが収納できる「アリアナ・セカンド」を作った。ノートパソコンの小型化で「顧客から小型バッグを求める声が多かった」。ボディーの色はアイスホワイト、アイボリーパーソン、ミッドナイトブラック。参考価格はアリアナが14万8000円、アリアナ・セカンドが10万8000円。

19年春夏の新作「アリアナ・セカンド」は11インチのノートパソコンを収納できる

 新素材も、2種類採用した。一つは「ブロンド・ジュート」で、光沢感のある白の素材にゴールドのナイロン糸を織り合わせた。もう一つは日本製のポリエステルを加工したデニム風の「スマート・デニム」。「仕事着もカジュアルになり、オン・オフで気軽に持てるバッグを揃える」。アイテムはショルダーバッグやトートバッグなどがある。

 販路は、西武渋谷店での常設販売のほかECと期間限定店。

新しく販売する素材は「ブロンド・ジュート」
「スマート・デニム」も新しい


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