ジュエリーを製造する際、貴金属の地金にダイヤモンドやサファイアといった貴石を留めつける工程を指す。鋳造などによってあらかじめ作られた小さな爪を倒して石をセットする爪留めは、婚約指輪などに多く使われる。タガネを使って地金を彫り、爪を立てる技法は彫り留めと呼び、小粒のダイヤモンドを敷き詰めるパベセッティングにも良く使われる。このほか、地金の輪で石の周囲を覆う覆輪留め(ベゼルセッティング)など様々な技法がある。石の硬度なども考慮しての作業となるため、ジュエリー製造の工程の中でも、習熟には長い時間を要する。
《FB用語解説》石留め 地金に貴石を留める工程
2018/09/13 06:22 更新