《FB用語解説》問屋 売買の中間業者

2019/05/27 06:23 更新


JR岐阜駅前の繊維問屋町

 生産者から商品を仕入れ、小売店に卸売りする業者のこと。平安時代末期に港で米の管理をしていた「問識(といしき)」や「問丸(といまる)」という職務が発展したものと言われる。商法551条に問屋の定義があるが、法が定める問屋は手数料のみを得る中間業者。今の問屋は物作りまで踏み込んだり、自社が所有権を持つ商品として売買しているケースが多く、商法上の問屋とは異なる。繊維業界ではサプライチェーンの変化で、従来型の問屋は成り立ちにくくなっている。全国に様々な業種の問屋街があり、繊維ではJR岐阜駅前の繊維問屋街が有名。



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