綿花を採取した後の種子の表面に付いて残っている、長さ2~6ミリの毛羽状繊維。キュプラや木材パルプに代わる紙の原料などとして使われる。繊維長が短く紡績用には向かないが、高い割合でセルロースを含むため、再生繊維の主原料として活用される。資源を有効に使う点からも評価されている。原料を酸化銅アンモニア溶液に溶かしてから凝固液中に押し出して製造する。キュプラは裏地や民族衣装のほか、不織布としてガーゼやフェイスマスクなど医療・美容用途にも使われている。
《FB用語解説》コットンリンター 綿花を採取した後の種子に残る繊維原料
2017/08/09 04:00 更新