ファストリ 米国での輸入差し止めでコメント

2021/05/20 10:31 更新


 ユニクロのシャツが、新彊綿を使用した綿製品に対する禁輸命令に違反した可能性があるとして、米国で1月に輸入差し止めになったことに対して、ファーストリテイリングはコメントを発表した。

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 コメントでは「このたびの米国税関・国境警備局の決定は、非常に遺憾」としたうえで、同社は「いかなる強制労働も容認しないという方針のもと、サプライチェーンにおける人権の尊重を最優先課題として取り組んでいる。サプライチェーンにおいては、強制労働などの深刻な人権侵害がないことを確認している」と強調。綿素材についても「生産過程で強制労働などの問題がないことが確認されたコットンのみを使用している。万一、強制労働などの深刻な人権侵害が確認された場合には、取引停止や調達の見直しを含め、厳正に対処する」とのスタンスを示し、「米国税関・国境警備局に対して、弊社製品が米国の輸入要件を満たしていることを示すためにあらゆる証拠を提出し、適切に対応している」と結んだ。

 米国税関の文書では、1月5日にユニクロのメンズシャツが違反商品保留命令に違反した疑いが持たれ、ファストリ側は異議を申し立てたが拒否されたことが記されているという。



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