25年春夏欧州メンズファッションウィーク　広がるマリン、ワークスタイルの新解釈

　25年春夏欧州メンズファッションウィークは、マリンの要素を背景にしたスタイルや、クラフトテクニックを取り入れたスタイルが広がった。ワークスタイルの新解釈も登場している。ファッションショーのあり方が大きく変わろうとするシーズンでもあった。

（小笠原拓郎編集委員、写真＝大原広和）

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テーマ、スタイル

　春夏らしい軽やかなスタイル。中でも、マリンイメージからの引用が充実している。海のモチーフをジャカードやプリントで取り入れたほか、マリンストライプなどの明るい色使いが印象的だ。ウィメンズの傾向と同じように、スタンダードアイテムを進化させていくデザインも多い。ワークウェアやトラッドをベースにしながら、それを今の時代に合わせて分量やディテールをアレンジしていく。