ディスプレー企業が祖業マネキンを強化 にぎわい取り戻す店頭にインパクト

2024/03/05 15:00 更新会員限定


 マネキンを祖業とするディスプレー企業で、マネキンのレンタルを活性化する動きが広がっている。コロナ下には後退を余儀なくされてきたが、商業施設がにぎわいを取り戻すなか、マネキンの持っているインパクト、発信力を改めて打ち出そうとしている。

(田村光龍)

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 アディスミューズは、新作マネキンの「ピクト」のレンタルを5月に開始する。性別がなく前後同じで腰を大きく絞った独特の形状は、重視され始めた多様性を表現するためという。環境負荷軽減に向けて玄武岩由来のバサルトを使用した。ボーダーレスやサステイナブルを切り口にした売り場、ブランドなどへの導入を見込んでいる。23年夏にはモデルのような体形ではない日本人の平均身長、等身大の「コモン」を立ち上げ、ECサイトに広がっているという。ピクトもコモンも、時流を捉えながら従来と異なるアプローチをしようとしている。

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