インクジェット技術を使ったデジタルプリントがアパレルのビジネスモデル変革を後押ししている。先行するのがプリントTシャツだ。「必要な商品を必要な数だけ生産する」オンデマンドの仕組みが構築され、消費者の変化も相まって各社の事業は右肩上がりを続けている。テキスタイルプリントでもデジタルへの置き換わりが進んでおり、本格的なアパレル製品でもオンデマンド生産が広がるか注目される。
(中村恵生)
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1億総クリエイター
スマートフォンやSNSの普及によって誰もが情報発信できるようになり、〝1億総メディア時代〟と言われるようになった。アパレル業界では、誰もが服をデザインし、誰もが販売できる――そんな〝1億総クリエイター時代〟が近づいているのかもしれない。そう予感させるのは、最近のプリントTシャツ市場の変化からだ。
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