百貨店の衣料品 デジタルと人の力活用で効率主義からの転換を

2024/07/26 06:30 更新有料会員限定


他にない独自商品を販売する婦人服の編集ゾーン(伊勢丹新宿本店3階)

 衣料品の不振は効率主義にある。その結果、MDが同質化、陳腐化してしまった。生活者が困っていること、不便に感じていることなど、効率化で毀損(きそん)してきたことをもう一度作り直す必要がある。人とデジタルの力を活用して、オンラインとオフラインを融合した価値創出を通じて、一人ひとりの顧客とのつながりを深めることで再生を目指す。

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 伊勢丹新宿本店は個の顧客に対して希少性や特別感のある商品を提供していく。アプリなどで取得したデジタルデータを活用したダイレクトマーケティングで、顧客一人ひとりに合わせた商品の提供を取引先と協業する。

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