ダイドーフォワード レディスで2ブランドを立ち上げ

2019/06/03 06:28 更新


 ダイドーフォワードは、主力ブランド「ニューヨーカー」のハイエンド版の「トゥルーネイビー」とサステイナビリティー(持続可能性)やトレーサビリティー(履歴管理)をテーマにとした「シプリ」の婦人服2ブランドを今秋、発売する。

(武田学)

 トゥルーネイビーはニューヨーカーのハイエンドライン「アドバンスドコレクション」をブランド化した。

 17年に同ラインを導入して以降、順調に売り上げを伸ばしてきたことを受け、単独ブランドとして拡大する。単品コーディネートブランドでジャケットで4万~5万円台。一方、スーツはニューヨーカーで企画・販売する。

 トラディショナルスタイルを基本に、フリーランスで働く女性をイメージ対象とする。ドレスとタウンの2シーンを想定する。主力はドレスでシャドーストライプやチンツ加工による生地の表現を特徴とする。上質なカジュアルアイテムも揃える。

 中心価格帯はジャケット5万3000~6万3000円、ボトム2万3000~3万6000円、ワンピース2万9000~4万3000円、コート2万9000~13万円。

 ニューヨーカーの銀座店のほか、大丸東京店、博多阪急、東武百貨店池袋店のインショップとECで販売する。単独ショップの開設も計画する。

格式を重視した「トゥルーネイビー」

 シプリは品質へのこだわりとCSR(企業の社会的責任)を意識して開発した。「生産者が見える原材料を使うことと、環境に配慮した物作り」を重視し、消費者に「〝安心〟を届ける」ブランドとする。

 主対象はミレニアル世代。企画は「品が良くて着回ししやすいカジュアルウェア」を主体とする。下げ札に生地の生産地を表示し、縫製は国内。オーガニックコットンや、ペットボトルなどの再生繊維も使用する。

 中心価格はアウター、コート4万3000~8万9000円、ワンピース2万3000~2万9000円、ボトム2万~2万6000円、シャツブラウス1万5000~2万1000円。

 販路はEC。自社オンラインショップのほか、他社サイトでも販売する予定。期間限定店の出店を検討しており、SNSも活用し、ブランド認知を広げていく。

素材にこだわった「シプリ」


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