クリエイターエコノミー協会が設立 創作環境を整備 ベイス、ノート、ウームなど7社集う

2021/07/09 06:28 更新


 クリエイターを支援し、活動しやすい環境を整えるクリエイターエコノミー協会が設立された。設立時の会員企業は7社。代表理事がベイス、ノート、UUUM。正会員がキャンプファイヤー、ボイシー、ココナラ、マネーフォワード。今後は法人を対象に幅広く会員企業を募る。入会金は無料で、会費は月額1万円。

 クリエイターエコノミーとは、個人の情報発信やアクションによって形成される経済圏を指す。同協会の主な活動は、クリエイターエコノミーの普及・促進とその活性化に向けた①クリエイティブ活動の普及・促進②クリエイターの保護③クリエイターの活躍を促進するための政策提言だ。

 ①では、クリエイター向けの啓発活動や会員企業合同での取り組みを実施。②では、誹謗(ひぼう)中傷対策や法制度などに努める。③では、法律の規制緩和・運用についての議論や会員企業による自主的な取り組み、その他政府によるクリエイター活動を促進する施策の提言を行う。

 設立の背景にあるのは、インターネットやSNSの普及・発展で近年、急速に存在感を高めているクリエイターの存在だ。個人や小規模事業者が様々なプラットフォームを活用して収益を得られるようになったが、法律や社会制度などの面で多くの課題も抱えているという。同協会は現在の社会実態に沿った環境や支援の仕組みを整えることで、クリエイターの活動を促進し、日本が誇る文化や産業を育てる。

左から、加藤貞顕ノート代表取締役CEO、南章行ココナラ代表取締役会長、篠原陽子キャンプファイヤー執行役員、鎌田和樹UUUM代表取締役社長執行役員兼CEO、田平公伸マネーフォワード執行役員、鶴岡裕太ベイス代表取締役CEO、緒方憲太郎ボイシー代表取締役CEO


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