消費マインド、増税後に控えるものは?

2016/05/23 08:35 更新


《データを読み解く》増税後に控えるもの ファッションが1位に

 17年4月の消費増税を見送るかどうかが争点になっている。電通総研によると、「増税後に購入を控えるもの」の1位が「ファッション・装身具」(23.8%)となった。2位は「時計・宝飾品」(19.8%)。一方で「まだわからない」が43.1%を占め、増税が近づくにつれて変化するとみられる。

 8%増税時と10%増税時での「家計に感じる圧迫感」は、8%増税時に「非常に圧迫感がある」と感じた人が27.2%だったのに対し、10%増税時では45.7%と大幅に上昇した。特に割合が高いのは、20代と30代でいずれも5割に達する。

 「増税前の駆け込み購入」を「する」人は全体の38.5%、「しない」人は41.9%でほぼ半々。前回した人の18.3%は「ほとんどしない」「全くしない」と回答しており、やや少なめになることも予想される。

 軽減税率によって、イートインをテイクアウトに切り替える可能性は500円以内で15.4%、1000円以内で23.7%、2500円以内で31.9%。いくら変わっても「切り替えない」は約20%。女性の方が切り替える人が多く、20代は2割が500円程度でも切り替えると回答した。

■消費マインド調査 全国の20~69歳の男女1200人が対象



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