「クラウディ」と川崎市の法田寺 アフリカの生地で袈裟

2018/11/14 06:25 更新


 DOYA(東京、銅冶勇人代表)のアフリカの教育支援や雇用創出につなげるファッションブランド「クラウディ」と、銅冶氏が代表理事を務めるNPO(非営利組織)のDooooooooは、川崎市の法田寺と協業し、アフリカンファブリックを使った袈裟(けさ)を制作した。法田寺で10日に行った「御会式(おえしき)」の祭り会場で発表した。

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 協業して制作した袈裟は七条袈裟と呼ばれるタイプで、使った生地は光をイメージしたモチーフや幸福を招く鳥の柄など4種類。発表会では僧侶4人がモデルとして登場した。

4人の僧侶がモデルになって袈裟コレクションを発表した(左端が銅冶代表、右端が法田寺の岸副住職)

 法田寺の岸顕正副住職は「仏教の根本精神には慈悲慈愛の心がある。ご縁があり、アフリカに対して何か手伝えることがあるのではないかと、袈裟を作ることになった」と経緯を説明した。銅冶代表は「アフリカの生地からこのようなきれいな袈裟が生まれたことは感慨深い。伝統文化である仏教とアフリカがつながり、女性の雇用を一緒に作っていければ」と話した。今後、アフリカで袈裟を生産する仕組みを整え、現地の雇用創出につなげていく。

法田寺の御会式の祭り会場で発表した


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