クラークスジャパンは8月5日、東京・渋谷区神宮前に、「クラークスオリジナルズ」で世界初の直営店「クラークスオリジナルズ東京」をオープンする。デザートブーツなど象徴モデルの魅力を伝えるコンセプトストアとして運営する。9月16日には、大阪・心斎橋に直営店を出店する。
クラークスオリジナルズは、デザートブーツ、デザートトレック、ワラビーを中心としたロングセラーの商品群。日本市場では90年代にファッションアイテムとして支持された。クレープソールに英国のタンナーが鞣したスエードを使い、FOB(フォブ)と呼ばれる三角型のブランドタグを付けている。この数年、再びセレクトショップを通じて20代や30代にも認知され、日本の売り上げの60%近くを占めるようになった。本国ではさらにブランディングを強化する方向で、ジャパン社による直営店の運営と限定した卸売り先での販売に力を入れていく。

明治通りに面したクラークスオリジナルズ東京の敷地面積は約200平方メートル。うち売り場は100平方メートルで、100SKU(在庫最小管理単位)以上を扱う。鏡の壁面の奥には、ギャラリースペース「ブランドボックス」がある。その普遍性を感じさせる空間は、コンランショップ・ジャパンの社長を務める中原慎一郎氏が監修した。催事など期間限定で開放する予定だ。