ブートブラックジャパン、駅ナカ新業態 靴磨き普及へ

2019/01/28 06:28 更新


 靴を手入れするカルチャーをもっと多くの人に知ってもらいたい――東京・青山で靴磨き専門店「ブリフトアッシュ」を運営するブートブラックジャパン(長谷川裕也代表)は、生産者直売のれん会と組み、新業態「ブリフトスタンド」を開発した。昨年夏の品川駅ナカからスタートし、交通量の多い好立地に期間限定店を出してきた。現在は東京のJR神田駅に出店している。

 ブリフトスタンドは靴磨きの入門編的なショップで10分1000円、20分2000円とブリフトアッシュ(4000円、メンズ当日納期)と比べてリーズナブルな設定。利便性の高い立地でカジュアルな雰囲気で気軽に利用できるクイックなサービスが特徴だ。「今年中には常設店も計画しており、今後10年で出店拡大したい」としている。

 長谷川代表は10年以上前から店舗を構える靴磨き職人の第一人者だ。17年に開催された第1回靴磨き世界大会で優勝し、その後の世界大会で審査員も務める。日本大会を開催し若手職人の育成にも力を入れる。メーカーとオリジナルシューケアクリームを開発したり、海外で実演会をしたりと靴業界からのオファーは絶えない。自店だけでなく、百貨店などで販売スタッフ向けの講習会、一般消費者向けに店頭でワークショップを開催、靴磨きの普及に全力を尽くす。

「世界の足元に革命を起こしたい」と話す長谷川代表


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