SNSからスタートしたEC主軸のレディスブランド「Bibiy.」(ビビィ)は、百貨店での期間限定店が好調だ。22年冬、伊勢丹新宿本店に出店した際は1週間の売上高が3400万円だった。ディレクター兼デザイナーの小松友結子さんが表現する、ガーリーかつモードなアイテムが20代のファンをつかんでいる。
(相神優波)
インスタから発進
19年、小松さんが学生時代にインスタグラムで、自身で企画するブランドとしてスタートした。アパレルのデザインは独学だ。小松さんの表現する〝フレンチガーリー〟なコーディネートが同世代の女子に人気となり、フォロワーが増え、ブランドの販売規模も拡大した。「インフルエンサーブランドと呼ばれるのを変えたかった」として、21年には3人のデザイナーを採用、品番数を増やし、デザイン性の高い商品も作るようになった。