《トップインタビュー2023》ビームス社長 設楽洋氏 社員一人ひとりをスターに

2023/01/18 15:00 更新有料会員限定


設楽洋氏

 売り方、買い方の急速な変化に対応し、改めて商品の魅力や価値が伝わる売り方を強化している。アートやカルチャーの新プロジェクトもスタートした。23年のスローガンは「一人一人が光る」。店頭やSNSでファンやフォロワーを多く持つ社員をさらに育成し、ヒトを起点にした商売を増やす考えだ。

売り上げより利益重視

 ――経営環境の変化は。

 実店舗の集客はコロナ前の8、9割程度で、ECが伸びるという状況が続いています。女性客がネットでファッションを買う際、5割がインフルエンサーのブランド、2割が「シーイン」などEC専業、残り3割がセレクトショップを含む既存のブランドを買うといった内訳になっているのではないでしょうか。

 良く知っている商品は自分で調べて買い、知らない分野なら、ライフスタイルや趣味に共感できるインフルエンサーが良いと言っている物を買う。ネット購買が主流になり、セレクトショップがリアルでやっていた、良いものを選んで提案する役割がインフルエンサーに取って代わられたのかもしれません。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定トップインタビュー



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事