ビームス 経営管理の「オラクルEPMクラウド」を導入

2020/01/16 06:26 更新


 日本オラクルは、ビームスホールディングスにクラウド型経営管理ソリューション「オラクル・エンタープライズ・パフォーマンス・マネジメント(EPM)クラウド」を導入したと発表した。表計算ソフトで10日間かけていた店舗損益表・事業部損益表の作成作業を2時間ほどに短縮できた。

【関連記事】【1月のプロパー商品、なに売る?】ビームス レーベルの個性に合った提案

 ビームスのオラクルEPMクラウド導入は、業態の多様化や店舗増加に伴う取り扱いデータの増加がある。表計算ソフトによる作成を、初期費用を抑え短期間でシステム化するため、クラウド型経営管理システムの導入を決め、実績豊富で信頼性が高い「オラクル・ハイペリオン・プランニング」のクラウド版であるEPMクラウドを採用した。多様な商品を多軸で分析できる多次元データベースを基盤とし、日本オラクルがサポート体制など日本での高い事業継続性を備えていることも選定理由となった。

 この導入で、表計算ソフトによる作業で俗人化していた作成業務が明確化され、部門内での業務の分担・引き継ぎも可能になった。また、作業の大幅な時間短縮で月次で損益表・収支表を開示できるようになった。

 今後ビームスは、EPMクラウドによるワークフローを用いた予算策定フローを構築し、要員・人件費などの予算管理にも活用する予定だ。さらに「データ分析やレポーティングの機能を駆使し、事業成長に寄与する活用方法を模索する」考えだ。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事