バロックジャパンの中国事業 〝中身の濃い店〟で収益向上へ

2024/02/02 06:30 更新有料会員限定


中国では「マウジー」「スライ」を運営。主要4都市に113店ある

 バロックジャパンリミテッドは、中国で不採算店の撤退を進めている。「中身の濃い店に変えていき、単体収益性を高め、全体としての利益を底上げする」考えだ。販売する商品を日本とは分け、現地の消費志向に対応することも課題となる。

(関麻生衣)

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 中国では「マウジー」「スライ」を運営する。店舗数は268(23年9月末時点)で、前期(23年2月期)末に比べ58店減らした。「中国は買い物型よりも体験型消費が活発で、飲食や旅行業は良い」と村井博之社長。「物の購買は富裕層は旺盛だが、中流層以下は消極的」と見る。現地の情勢も反映し、北京、上海などでは店舗数を維持し、地方エリアは不採算店をスクラップしている。上海、北京、広州、深圳の4都市に113店ある。

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