バロックジャパンリミテッドは、中国で不採算店の撤退を進めている。「中身の濃い店に変えていき、単体収益性を高め、全体としての利益を底上げする」考えだ。販売する商品を日本とは分け、現地の消費志向に対応することも課題となる。
(関麻生衣)
【関連記事】《トップインタビュー2024》バロックジャパンリミテッド社長 村井博之氏 MDの大改造に挑戦
中国では「マウジー」「スライ」を運営する。店舗数は268(23年9月末時点)で、前期(23年2月期)末に比べ58店減らした。「中国は買い物型よりも体験型消費が活発で、飲食や旅行業は良い」と村井博之社長。「物の購買は富裕層は旺盛だが、中流層以下は消極的」と見る。現地の情勢も反映し、北京、上海などでは店舗数を維持し、地方エリアは不採算店をスクラップしている。上海、北京、広州、深圳の4都市に113店ある。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!