政変後のバングラデシュ生産  影響は一時的、中長期的には安定化か

2024/09/12 07:59 更新有料会員限定


学生ボランティアが交通整理や路上清掃などを積極的に行い暴動も収まっている

 政変後のバングラデシュは、中長期的に「悲観的ではない」。短期的にはアパレルをはじめ製品受注が減少する傾向にあるが、バングラデシュの今後に対する日本企業の見方は暗くない。

(北川民夫)

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 同国では8月初旬に、ムハンマド・ユヌス博士を首席顧問とする暫定政権が発足し、治安は安定しつつある。ただし、輸出加工区(EPZ)などを中心に、安定雇用を求める労働者デモが散発。通関・物流状況はフェニ、ノアカリ、クミッラ地域で大洪水が発生し、道路などの社会インフラが損壊するなどして、ダッカからチョットグラム(チッタゴン)間の物流や、チッタゴン港での通関に遅延が発生している。バングラデシュ発着の商業便にも影響が発生している。

「代替国はない」

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