神戸のセレクト店「乱痴気」が閉店 復活視野にECサイトから刷新

2025/08/04 06:25 更新NEW!


 神戸を代表するセレクトショップ「乱痴気」(ランチキ)が8月3日、全店を閉めた。ただし、ランチキが神戸で再オープンする日はそう遠くなさそうだ。事業承継を目的に21年、同店を運営するワークトゥギャザーロックトゥギャザー(神戸市)の全株式を取得したカジュアルブランド卸・小売りのタニモト(岡山市)の谷本昌宏社長は、「自分も含め、誰もが憧れたランチキをさらにパワーアップさせるのが狙い」と話す。

 ランチキは93年に神戸・トアウエストで創業。感度の高い路面店として若者を魅了し、同店を目がけてやって来る人が絶えなかった。直近は神戸に2店、東京に1店の路面店があり、これらを閉めるが、両エリアともに復活を視野に入れている。まず、ECサイトを大幅に刷新して継続する。物件交渉がまとまれば、「神戸のもっとアクセスが良い場所で店舗も再び出す。従来は神戸の2店を合わせても90平方メートル足らずで、人材なども分散してしまっていた。もっとインパクトのある形で再開したい」考えだ。「これぞ服屋、といった形ではなく、コミュニケーションを重視した店作りを目指したい」と、新しいイメージを描いている。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事