b8ta(ベータ)ジャパン(東京)は3月30日から、体験型ストアのベータトーキョー・ユウラクチョウで、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と宇宙関連プロダクトを集めた期間限定イベントを開いている。ディプロモード、健繊、花王など7社が出展し、地上にも共通する生活課題の解決に寄与する商品を展示している。4月30日まで。
JAXAが運営する事業共創プラットフォーム「シンク・スペース・ライフ」に参画する企業と、ブランド「JAXAレーベル」が付与された企業が参加している。
東レグループでアパレル事業を手掛けるディプロモードは、先端技術商品開発プロジェクト「ムーンレイカーズ」から、新作の「ムーンテック4DTシャツ」を展示。東レの「フィールドセンサーEX」にJAXAと共同開発した消臭、防汚加工を施した生地を使い、吸水速乾など12種類の機能を併せ持つ。丸和繊維工業の「動体裁断」を採用し、動きやすさも追求した。今週末から応援購入サービス「マクアケ」で販売する。プロジェクトを主導する西田誠第1事業部部長は「先端技術を生み出す企業との交流に期待する。共創でイノベーションを起こしたい」と話した。

「ひだまり」肌着で知られる健繊は、「ひだまりスペースドライウェア」を出した。肌側にポリ塩化ビニル繊維、外側に銀イオンを保持したアクリル・綿混紡の抗菌素材「金魚Ag」を配し、汗を吸って肌を快適に保つ。筒状に編んだ生地をそのまま使う丸胴仕様で、裁断ロスをなくした。このほか、生活・体内リズムに着目した美容ソリューション(資生堂)、水不要の洗髪シート「宇宙きぶんスペースシャンプーシート」(花王)などが揃う。