淡路メリヤス 〝淡路島生まれの和紙ソックス〟に注力

2019/04/08 06:30 更新


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 靴下メーカーの淡路メリヤス(兵庫県淡路市、矢倉敬二社長)は、梅の種を炭化して紙に練り込み、スリットヤーンにした梅炭抄繊糸使いの靴下に力を入れている。梅炭の持つ調湿・消臭効果、紙糸の軽量感やシャリ感などの機能性に加え、〝淡路島生まれの和紙ソックス〟として、国産靴下の良さをアピールしていく考えだ。

(山田太志)

 梅炭抄繊糸は、大阪府泉佐野市のサンライジングが開発。廃棄していた梅の種を炭にした梅炭をパウダー状にして紙にすき込む。1~2ミリのスリットヤーンに仕上げ、これを芯部の綿やレーヨン糸にカバリングし原糸としている。この糸を使った商品を「プルボーネ」ブランドとして、素材や靴下などで展開中だ。

 淡路メリヤスは、従来から和紙繊維の開発に力を入れていたことや、矢倉社長がサンライジング近くの岸和田市出身である関係から、靴下用途に関しては約5年前から淡路メリヤスが扱っている。靴下にするのも、編み立て時の湿度調整や油分配合、パイル物などの編み立て技術が難しいが、50年以上の職人でもある矢倉社長が完成させた。

50年の職人経験を持つ社長が靴下を開発

 化粧品関連の通信販売、スポーツメーカーのOEM(相手先ブランドによる生産)をはじめ、少しずつ生産を拡大。地産地消型の製品として、淡路島のウエスティンホテル淡路、淡路ハイウェイオアシスなどでも販売する。価格は1300円が中心。

 同社は今年が創業100周年という老舗国産メーカー。「一足から作る」というきめ細かい対応力を武器に、OEM中心に事業を展開する。年商は約3億円。婦人、紳士、スポーツ、スクール向けなどの靴下編み機170台を持ち、なかには国内では希少となった古いB式編み機も、部品を自ら作りながら稼働させている。靴下のほか、近年はシルクのネックウォーマーなどの周辺商品も開発している。

梅炭の調湿・消臭に紙のシャリ感などをプラスした靴下

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