アラタナが新サービス ゾゾタウンの販売データ活用へ

2018/06/07 06:30 更新


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 スタートトゥデイ子会社でEC支援事業のアラタナ(宮崎市)は、「ゾゾタウン」との在庫連携と売り上げデータが活用できる新サービス「アラタナゲートウェイ」を開始する。ゾゾタウン倉庫在庫と直営ECで共有でき、ブランド・小売店の課題である在庫効率運用を高めるとともに、ゾゾタウンの売れ筋分析データを公開し、マーケティング・需要予測・サプライチェーン改革までを支援する。

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 アラタナゲートウェイはスタートトゥデイが今期(19年3月期)から再強化するブランド・小売店向けのEC支援策。前期にゾゾタウン商品取扱高は2700億円となり、同社推定でトレンドアパレル市場は3兆円で、ゾゾタウン経由売り上げが約1割になったと分析。「ゾゾタウンで取れるデータが国内ファッション市場の縮図」となってきたため、データの一部をブランド・小売店に活用してもらい、直営ECともにゾゾタウンの商品取扱高も高める狙い。

 アラタナは「ユナイテッドアローズ」「ヒステリックグラマー」といったブランド・小売りの直営ECサイトを構築してきたが、アラタナゲートウェイの在庫連携サービスは、他のEC支援企業でサイト構築しているブランド・小売店も活用が可能。ゾゾタウンに出店している全ブランドの直営ECに提供し、店舗用物流倉庫・店舗までの物流を支援する。

 一方、ゾゾタウン販売データ提供は、今年いっぱい試験を行い、来年からサービスを開始する。ゾゾタウンでの販売実績の分析から、商品閲覧傾向、お気に入り登録データなどを提供し、直営ECや実店舗への客の誘導、需要予測にまでつなげる。来訪者の性別、年齢、嗜好(しこう)、行動履歴などの情報を基にした広告提案も行っていく。販売データ提供については、サイト構築まで行っているブランド・企業に絞る予定だ。

濵渦伸次社長の話

 新サービスの最大の特徴は「ゾゾタウンの販売データ活用」だ。ファッション市場全体をとらえると、販売点数が伸び、一品単価の下落がくっきり。今後売れる商品単価で提供するには、生産工程や在庫精度の改善が求められている。特にリードタイム短縮まで生産を見直すには、正確な需要予測ができるデータが必須。ブランドにゾゾタウンのデータを活用してもらって、生産地の最適化や生産数量の精度を高めてもらい、店舗用倉庫とも連動して各販路への在庫配分精度を高めていく。ファッション産業のSCM(サプライチェーンマネジメント)改革の実現を、アラタナは事業ビジョンに据えていくとともに、ブランド実店舗の販売精度を高めることも支援していく。

アラタナの濵渦伸次社長

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