「アプローズ&コー」秋冬 体型補いつつトレンド追及

2017/06/07 04:15 更新


ファッションの楽しさと体形カバーを両立する

 ディーアンドエー(東京、高田憲男社長)は40~50代向けレディスブランド「アプローズ&コー・ニューヨーク」の17年秋冬物で、ポケットの位置やフリルなどのディテールを利用し、体形をカバーしながらトレンドを取り入れた商品を充実する。春物が順調に立ち上がったことを受けて品番数を増やし、秋には期間限定店の出店を検討する。

 細く見せる工夫をしながらトレンドを取り込む。フレア袖のワンピースは腰部分のハトメにヒモを通し、絞ったり、ウエスト位置の高さを変えることで細く見える工夫を施した。ウエストマークが強調されてパンツとの組み合わせもでき、着用シーンの幅を広げる。

 フリルを腰の高い位置から斜めに入れたり、身頃の両サイドを強調するように使って細見えするワンピースやニットのセットアップもある。ニットコートはトレンドのフェイクファーのポケットにインパクトがあり、前身頃で左右を近づけて、全体のシルエットを細く、縦長に見せる。

 丈の長さにもこだわる。ラメのニットトップのフリル袖は手の甲までの長さで、仕事や子育ての邪魔をしない。パンチングタイトスカートやワンピースの裾は膝が隠れる長さにしたり、スカートでアシンメトリーにメッシュ素材を重ねることで、細く見せたり、肌を見せて女性らしさと世代への気配りを両立させる。

 中心価格帯はワンピース1万2800~1万9800円、ニットコート13800円など。今年5月、テレビ通販や自社ECで販売を開始した。テレビ通販は10月も予定する。今秋には期間限定店も検討中で、型数を増やして対応する。

 また、客層との親和性から雑誌系のECモールでの販売も検討し、販路を広げる。「スタートダッシュするため、ある程度、投資してブランドを育てる」(高田憲男社長)方針だ。





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