香水「シーファー」、1年で累計販売本数7500本

2022/11/01 11:00 更新


ブランドディレクターの佐藤ノアさん

 エニーマインドグループ(東京)の香水ブランド「シーファー」が好調だ。第1弾として発売した香水「ピピエル」は、販売開始から1日で1000本販売し、現在のシリーズ累計販売本数は約7500本を超えている。10代後半~20代の女性ファンが多く、発売から日が経ってなお、SNSで話題になるたびに売り上げが伸び続けている。11月18日から公式オンラインストアで初めてキャンドルを販売する。

 同ブランドはモデルの佐藤ノアさんがプロデューサーで、21年10月に立ち上げた。香水のサブスクリプションサービス「カラリア」とロフトの主要都市15店舗、公式オンラインストアで販売している。

 佐藤さんの香りへの強いこだわりがツイッターなどのSNSで拡散されている。「褒められる香り」や「新作が出るたび話題になる〝バズ香水〟」などと口コミで広がっている。カラリアサイト内の香水ランキングでも2位に浮上した。アイドルグループ「メタミューズ」のメンバー、鎮目のどかさんを起用した期間限定ビジュアルの販売も、ファンからの反響が大きかったという。

 新作のキャンドルは同ブランドの香水「リエラ」と「ミュラン」の2種類の香り。ミュランは今年の夏に発売した新作で、すっきりとしたシトラスとパチョリのスモーキーな香り。これまでの女の子らしく甘いイメージよりも落ち着いた香りで、ユニセックスとして打ち出す。ホリデーシーズン前の販促でギフト需要を見込む。税込み5500円。

新作キャンドルのリエラ、ミュラン

 11月11~13日には初めて大阪・梅田のヘップファイブに期間限定店を出店する。ブランド1周年を記念して新作キャンドルの先行販売と、完売していたピピエルの再販も行う。

 今後は香りにまつわるアイテムでカテゴリーを拡充しながら、客との接点が持てるような期間限定店の出店を計画している。佐藤さんのファンだけでなく、幅広い層にアプローチする。



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