イオンリテールは10月20日、イオン浦和美園店を改装オープン、衣料品の新型売り場の多店化に入った。GMS(総合小売業)の衣料品は縮小が続き、同社も改革を重ねてきたが、ここで再成長を目指す方向性を固めた。
(田村光龍)
新型売り場はこれまで性別で分けていたものを年齢、シーン別に専門店型にくくり直したもの。「専門店化でそれぞれを強化、総合の強みを生かす」(小田嶋淳子執行役員衣料本部長)とし、食品売り場あるいは専門店ゾーンまでは来ていても衣料品売り場には来ていない消費者にアプローチする。4月に船橋店を実験店として改装、これまで検証をしていた。セルフレジ、タブレット型レジを導入、効率化した分を接客に振り向けることも重点で、「一番変わったのは現場のモチベーション」とし、船橋店では売り上げが前年同期比15%増となり、人時生産性も10%高まっていることから、水平展開することにした。
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