アダストリア来春、大型新ブランド

2016/07/04 06:00 更新


 アダストリアは17年春、グローバル市場に向けた新しいSPA(製造小売業)型ライフスタイル業態を立ち上げる。コモディティー(日常品)の生活雑貨や服を、シンプルでクールなデザイン、快適な機能、買いやすい価格で企画し、年齢や性別、販路を問わず広く提案。15年の企業統合後、初の大型ブランドとして、将来的には1000億円以上の事業に成長させる。

 同社の連結売上高は約2000億円。次のステージに進むには、既存事業の拡大に加え、幅広い客層にグローバルで販売できる新ブランドが必要と判断した。商品は、汚れが付きにくい服や軽量な食器など、日常生活で「ちょうどいい機能」に、クールなデザインを掛け合わせる。ただし、万人に売るには「格好良くなりすぎないこと」もポイントという。

 生活雑貨はキッチン、バス、インテリア関連などから始め、順次拡大する。「ニコアンド」など既存ライフスタイル業態のノウハウも活用する。商品構成は生活雑貨60%、レディス、メンズ服と服飾雑貨が40%。平均価格はカットソー1500円、食器1280円など。最初は生活雑貨で一部仕入れもあるが、5年をめどに全て自社企画・生産に切り替える考え。

 新ブランドの名称は検討中。17年春から出店する。標準面積は約500平方㍍で、初年度10~20店の計画。当初はSC中心と見ているが、あらゆる販路を開拓する。

 一般的なブランド開発は、対象顧客を細かく設定することが多く、かえって市場の可能性を狭めていたと指摘。今回のブランドを担当する、新規事業開発本部の石原嘉文部長は、「あえてセグメントしなくても、年齢、性別に関係なくとれる市場はある」と話す。海外進出は2~3年後をめどとし、アジアを足がかりに欧米も視野に入れる。


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