アダストリアはBtoB(企業間取引)プロデュース事業「アダストリア・ライフスタイル・クリエイション」を本格始動した。これまでライフスタイルブランド「ニコアンド」を中心に多くの企業と協業した商品の企画・販売、他業種の新規ビジネス支援などをしてきた。そのノウハウと、自社の生産背景やマルチブランド・カテゴリーを生かす。服の小売り以外にも役割を見いだし、企業のさらなる成長にも期待する。
(関麻生衣)
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4月に専門部署としてライフスタイルクリエイション部を発足した。他企業のビジネスプロデュースや協業に関わる事業体制を統括する役割を担う。すでに20~30件を実現。利益は協業したブランドに還元する。
BtoB事業の構想は2~3年前から。ニコアンドは1号店を07年に開いてから14年間、企業や地域と協業してきたが、「たまった知見を企業の強みにしたい」(小林千晃執行役員R&D本部長兼チーフクリエイティブディレクター)と考えた。