アダストリア 米国でEC専業のオリジナルブランド始動

2021/08/24 06:30 更新


 アダストリアは、米国事業を手掛けるグループ会社のベルベット(米カリフォルニア州カルバーシティ)が北米市場向けのEC専業のオリジナルブランド「STUDIO・SUNDAY」を8月12日に開始した。美容や健康、倫理や社会的価値など、自分らしく目的意識を持って生きるミレニアル世代の女性に向けて、長く愛用できるシンプルで高品質なワードローブを提案する。

【関連記事】「グローバルワーク」 低身長女性向けの新レーベル「エス」

 米国の東西海岸沿い及び都市部で暮らす20代後半~30代の女性が主対象。ベルベットの従来の顧客層に比べて若い世代を狙う。生産工場との長年のパートナーシップを背景に、可能な限りオーガニックな素材を使用し、生分解性・リサイクル可能なパッケージで提供するなど、構成なサプライチェーンのもとで誠実な物作りに取り組む。Tシャツ49~64ドル、ドレス79~138ドル、セーター108~228ドル、パンツ98~148ドル。

 アダストリアは、17年に米国子会社を通じてベルベットの株式を100%取得し、米国での事業を始めた。ベルベットが持つコンテンポラリーブランド「ベルベットバイグラハムアンドスペンサー」の運営を通じて、北米市場でのブランドビジネスのナレッジ獲得を目指している。百貨店への卸を中心としてきたベルベットに、アダストリアの小売りやECのノウハウを注入することで、18年以降はEC売上高が伸長している。

若い世代を対象にしたEC専業ブランドで、北米市場における新たな事業展開に挑戦する

関連キーワードデジタルニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事