国内展で海外販路を開拓する方法(阿賀岡恵)

2016/01/20 00:00 更新


新年とっくに明けておりますが、おめでとうございます!皆さま本年もどうぞよろしくお願いします!

2016年が始まって早々ですが、今年のAYAME SOCKSは何だか新しい風が吹きそうな予感がしています。

昨年あたりからずっと、そろそろ年間のルーティーンを見なおす時期だなと考えていて、でも何をどうしようかと頭を悩ませていたのですが、ようやくその方向性が見えてきた感じです。

実は、今年は久しぶりに国内合同展に回帰してみようと思っております。2007年にスタートしたAYAME SOCKS、ブランド設立から2年ぐらいは国内の合同展に出展していました。

Ambiance、IFF、rooms等、楽しい思い出がいっぱいなのですが、当時は今と随分状況が違いまして、合同展に出展するだけで十分な収穫(オーダー等)がありました。その後は個展に切り替えてコレクションを発表し、2009年以降は合同展の出展は海外のみでやってきました。

ここに来て5年ぶりに国内の展示会に出してみようかなと思ったのは、しばらく静観していた国内合同展のストラッグルな状況が、ぼちぼち収束していくのかなという気がしたからです。

5年の歳月は、市場の状況やビジネスのあり方自体が変化するのに十分な時間ですので、ここらで国内の状況にもタッチしておかねばと思いました。

それに個人的にも、5年ぐらい同じルーティーンで仕事していると年間の活動がマンネリ化してしまい、そうすると思考回路もパターン化してしまうので、そろそろ脳ミソに刺激とシェイキングが必要だと思ったわけです。

 


今はなき青山ベルコモンズで開催されたAmbiance合同展、2007年3月ブランドデビュー時

 

さて、そんな中、AYAME的に注目しているのは繊研新聞社主催のIFF(インターナショナル・ファッション・フェア)が企画している、バイヤーと直接商談ができる『個別商談会』です。

事前に出展者が商談会にエントリーできるシステムになっていて、提出された資料を基に、IFF事務局がバイヤーさんとマッチングさせてくれる、言わばお見合いサービスみたいなものです。

国内の企業だけでなく、海外企業とも商談の場をセッティングしてくれる企画で、海外に販路を広げたいと思っているブランドは、活用しない手はないと思います。

4月に開催される回には、アジアの有力店9社からバイヤーが招聘されるとの事で、AYAMEはちょうどアジアを攻めたいと思っていたので、これは参加せねばと思っております。

もちろん、バイヤーさんの求めている物、店のレベル、商品の内容、これらのクオリティが合致しないとマッチングしないとは思いますが、飛行機に十何時間も乗ってパリやニューヨークで展示会をしても何にも実にならない時もあるので、ゆりかもめで1時間ぐらいのジャーニーで海外のバイヤーと商談できるなら、経営的にそっちの方が断然お得です。

来月初旬のIFF出展者向け説明会では、海外販路を開拓したい人に向けてセミナーが開催されます。実はワタクシ、そのセミナーで少しだけお話をさせていただきます。

私の話す内容は大したもんでも無いのですが、事務局側が用意している、海外ビジネス初心者向けのレクチャーの内容がとても充実しているので、ご興味ある方は、ぜひ聴講にいらして下さいね。

商談準備のポイントや、英文ラインシートやオーダーフォームの見本、英文契約書の見本等も資料として配布されるようです。

という訳で、AYAME SOCKSも4月のIFFに出してみようかなー、と思っています。フレッシュな気持ちで原点回帰!!

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JFW-IFF 出展者説明会

海外進出希望者必見!特別セミナー 『海外販路を開拓するために』

出展者の方々のビジネスチャンスを広げるために、IFFでは海外バイヤーの招致をさらに強化していきます。そこで、今回の説明会では「海外との取引をしたいけれど、やり方が分からない」という方々必見の特別セミナーを開催いたします!

開催概要

日時:2016年2月4日(木)13:30~16:00(予定) (※受付開始13:00~)

会場:文化ファッションインキュベ-ション11階

東京都渋谷区桜丘町23-21 渋谷文化総合センター大和田11 (渋谷駅西口より 徒歩約5分)

■申し込みはこちらから→



 


気鋭の靴下ブランドAyame’の活動記録。現在年2回、東京、パリ、ニューヨーク、ロンドンにてコレクションを発表、Made in Japanの靴下を世界に発信中 あがおか・あや/Ayame’socksデザイナー/桑沢デザイン研究所卒/2007年Ayame’設立



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