セブン&アイ・ホールディングスは19日、衣料品・雑貨PB「セットプルミエ」からデザイナー高田賢三と協業する期間限定ラインを発売した。イトーヨーカドーの16店とそごう・西武の20店で1年間、販売する。
セットプルミエのブランドコンセプトは、「すべての人に、上質を」。これに共感した高田は、「多くの女性を華やかにしたい」思いから、シャクヤクの花をモチーフにしたカラフルなコレクションを作った。シャクヤク柄のプリーツスカートにアニマル柄のセーターを組み合わせるなど、色柄のコントラストを利かせたスタイル。手頃な価格帯も特徴で、30代から40代の女性がメインターゲットだ。
そごう・西武の松本隆社長は「ファッション全体がノームコアになるなか、華やかなコレクションで一石を投じたいという気持ちがあった。ファッションを楽しみたい人たちに幅広く提供したい」と語った。
15年ぶりのコレクション発表について高田は、「久しぶりだったのでストレスでいっぱいだったが、いい経験になった」と笑って話した。コレクションの発売に合わせ、高田が出演するテレビCMの放送も始まった。
高田賢三氏が来店 西武池袋本店、渋谷店でイベント
セブン&アイグループのPB「セットプルミエ」の新ラインの発売を機に、協業したデザイナー、高田賢三が西武渋谷店、池袋本店に来店した。売り場を視察するとともに、顧客を対象にイベントを開いた。
イベントでは高田との写真撮影や記念リトグラフの手渡しを行った。商品購入者にはプリザーブドフラワーなどをプレゼントするキャンペーンを実施した。