20~21年秋冬レディスコレクションが2月7日から始まる。ニューヨークは3日からのメンズに続いて7~12日、ロンドンは14~18日、ミラノは18~24日、パリは24日~3月3日。その後、東京、ソウル、上海へと続く。各協会によるサステイナビリティー(持続可能性)を意識した取り組みが一層充実するとともに、アフリカブランドの波も明るい話題の一つになっている。各都市の通信員による情報を含めて、注目ポイントを紹介する。
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各地の参加ブランドの減少傾向はひと段落したものの、経済低迷は続いておりファッション業界のダメージは大きい。今回のファッションウィークはその余波で、大きな見どころに乏しいのが現実だ。そこに新型コロナウイルスの影響も今後、拡大する可能性をはらんでいる。そんななか、ニューヨーク・コレクションが始まる。
■ビジネスの持続を模索/ニューヨーク
注目ブランドは引き続き、「ザ・ロウ」「マーク・ジェイコブス」「ガブリエラ・ハースト」など。久々にニューヨークでショーを行う「ロダルテ」も話題だ。「アディアム」がテニスプレーヤーの大坂なおみ選手と協業したカプセルコレクションなども。しかしショーの中止を決めたブランドも多い。一度立ち止まり、持続可能なビジネスを目指して試行錯誤しているようだ。