伝統技が光る店、ティグルブロカンテ

2015/03/26 06:56 更新


天空丸とかるた「ティグルブロカンテ」 男女向けに楽しい店作り 独自性ある服、九州の生活雑貨

 カジュアル衣料メーカーの天空丸(福岡市、野崎正光代表)とセレクトショップ運営のかるた(和歌山市、池尻和晃代表)は20日、なんばパークスで大阪初となる男女客向け「ティグルブロカンテ」をオープンした。かるたがFC運営する。国内外の伝統技術を生かしたオリジナルの服だけでなく、九州でセレクトした焼き物やほうきなど生活雑貨も揃え、楽しい店作りを重視した。

 品揃えの約8割がオリジナルのティグルブロカンテで、国内やネパールなどの職人技術を生かし、独自性のある服を提案する。春夏物はジーンズをはじめインディゴ染めの裏毛カットソー、染色家の石北有美さんの図柄をのせたシャツやスカートなどがある。

 中心価格はシャツ1万3000円、1万4000円、スカートやパンツ1万5000円、1万6000円、ジャケット2万5000~3万5000円。

 仕入れ商品は九州をはじめ海外からも生活雑貨類を揃えた。九州からは小石原焼の器類、ほうきとちりとり、酒の瓶のような容器に入ったアイスコーヒーなどがある。バッグや「エンダースキーマ」の靴などの服飾雑貨もある。

 店舗面積は約73平方㍍。インディゴで作家が手描きをした床面や、海外で買い付けたアンティークの大時計を活用するなど内装も工夫した。

 天空丸は98年にティグルブロカンテをスタート。福岡市内に3店(一つは飲食店)、熊本に1店の直営店を持つほか卸販売をしている。かるたが手掛けるセレクトショップ「タカンナ」でも扱っており、今回のFC店開設に至った。今後も両者で今回のような形の取り組みを進める考え。天空丸は「物作りと海外販売をもっと強化していきたい」(野崎代表)という。



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