コラム

《めてみみ》逆転現象

2020/11/05

 コロナ禍で、百貨店のビジネスモデルが転換点を迎えている。緊急事態宣言の解除で営業再開して以降、店舗に大勢を集めて売り上げを拡大する従来の商売が出来なくなった。顧客と販売員の距離の確保や店内に多くの人を入れない密回...

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《視点》安心のサポート

2020/11/05

 この間、オンラインで合同展や催事を開いた複数社に取材した。準備段階において各社力を入れていたのが出展者へのレクチャーだ。主催者のみならず、出展者も初の試みであり、どうしたらスムーズに出展できるのか、会期中はどのよ...



《めてみみ》鹿の骨まで

2020/11/04

 サステイナブル(持続可能性)やエシカル(倫理的)という言葉が業界にあふれる前から地域の社会問題に取り組んできた企業がある。神戸市で20年以上にわたり「ハイカラブルバード」などのセレクトショップを運営するメリケンヘ...



《視点》持続可能

2020/11/04

 「世の中に永遠なものはない」という言葉を思春期のころによく聞いた覚えがある。その言葉の真偽は今でもわからず、逆説のようでもあるが、永遠という事象に憧憬のようなものを感じることがある。 サステイナビリティー(持続可...



《めてみみ》マスクの裏で

2020/11/02

 すれ違う人の強い視線を感じる。頂き物の企業やブランドのロゴ入りマスクを着けている時に。素顔ならあり得ないアピールをしながら歩いているのだから目を引いて当然だ。米国で犠牲となった7人の黒人の名前を書いたマスクで試合...



《めてみみ》作り手の情熱

2020/10/30

 「『次に作るものは、他社と違う商品を作るのだ』という人間臭い行為にもっと時間を割いてほしい」。本紙10月16日付の瀬川直寛フルカイテン社長との対談で、島精機製作所の島三博社長が語った言葉に共感する。値引き販売率を...



《視点》国産テキスタイル

2020/10/30

 なかなか終わらないコロナ禍でのマスク需要。街中では、おしゃれなマスクを着けている人が増えてきたように感じる。多くの産地企業もマスク生産に取り組んでいるが、これをきっかけに産地のブランド力を高めることはできないだろ...



《めてみみ》温室効果ガス、ゼロ宣言

2020/10/29

 菅義偉首相は10月26日の臨時国会での所信表明演説で、「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」と宣言した。資源・エネルギー、環境技術政策を担当する経済産業省の梶山弘志大臣も、温室効果ガスにつな...



《視点》後ろめたい

2020/10/29

 先日「Go Toトラベル」を利用した。宿泊代が半額近くになり、「地域共通クーポン」までもらった。たいそうな特典でありがたいが、どこか後ろめたい。旅行業界や各地の小売りを支援する施策、もともとは自身も納める税金なの...



《めてみみ》「時は金なり」

2020/10/28

 広島県の山中で古びた塔を発見した。高さは9メートル近く、下部がコンクリート造り、上部に小さな鐘楼が乗っており、説明板には「時報塔」とある。当初は鐘を鳴らして時を知らせていたようだが、現在はサイレンを鳴らしているら...