《記者座談会》連載「若手の声から見る産地の今」を振り返る

2025/11/04 15:00 更新有料会員限定


産地の垣根を超えたつながりがほしいと話す人は多い(コウゲイコモンズから)

 本紙1面と素材・製造・商社面で7月28日~8月1日にかけて連載した「若手の声から見る産地の今」。取材した若手記者と産地担当記者で、連載で書ききれなかった思いや気づきを語った。

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厳しさだけでない

 ――連載を振り返って。

 記者A  アンケートを通じ「賃金が低い」「ファッションは好きだけど労働環境や待遇が悪い」という声が多く挙がった。一方で、産地イベントやファクトリーブランドの立ち上げで最終消費者とつながろうとする動きが広がっているという回答も目立った。紙面では厳しい状況を訴えるために悲観的な意見が中心となったが、楽しく働いている人も多くいる。

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