ユークスは16日、同社が運営するユークシジェンアワードの18年度優勝者マリッサ・ペッテルーティによるエココンシャスなカプセルコレクション「アメンドメント・バイ・ユークス」を発売する。
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ユークシジェンは、サステイナブル(持続可能)なファッションの認知を広めるため、09年に初のオンラインプロジェクトとして始動。世界中の消費者に対して、社会や環境に配慮することや自覚あるショッピングを促してきた。17年にはパーソンズ芸術大学と共にサステイナブルファッションを促進するパートナーシップを締結。同大のファッションデザイン専攻の卒業生を対象に、サステイナブルファッションを表彰するアワードをスタートした。
カプセルコレクションのコンセプトは、「ユニフォーム・ドレッシング」。Tシャツやスウェットトップ、デニムパンツなどジェンダーレスな11ピースが揃う。
コンパクトなワードローブを目指し、ツーウェーで着られるものが多く、ファスナーの開閉によってデニムパンツがジャケットに、クルーネックのスウェットトップがスウェットパンツに変化する。ペッテルーティの卒業制作でポイントになった機能性に着目して作ったという。
素材は全て、認証済みの100%オーガニックコットンを使っている。こだわりのデニムは、新技術のダメージ加工を実施。体や環境に害のある加工技術を使わずに生産している。大量消費の削減を探る意味が込められている。価格は7800~2万7300円。ユークスの公式オンラインストアで販売する。
ペッテルーティは「ファッション産業のなかでサステイナビリティー(持続可能性)の認知が広がるように、デザイナーたちが実践することがさらに重要になっています。私たちの義務は、実際に取り入れて現状を変えていくことです」と語った。
