ユークス 故フランカ・ソッツァーニコレクション発売

2019/01/30 10:58 更新


 ECサイトのユークスは2月11日、「フランカ・ソッツァーニ・プライベートコレクション」を発売する。イタリア版『ヴォーグ』前編集長の故フランカ・ソッツァーニ氏が大切にしてきたファッションピースが勢揃いする企画で、点数は500を超える。ファッションアイコンとして名をはせた女性の志向やセンスを垣間見ることができる。売り上げは新設されたばかりの「フランカ・ソッツァーニ基金」へ寄付される。

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 この企画の発起人は、フランカの息子で、映画監督兼フォトグラファーのフランチェスコ・カロッツィーニ。新設された基金に寄付を集めるため、フランカのワードローブをユークスで販売することに決めた。

 アイテムは、397点のプレタポルテとオートクチュール、190点のアクセサリー。「ザ・エレクトリック」、「ザ・ブラックテイル」など、彼女のキャリアと約30年のファッションシーンを反映して、五つのカテゴリー別に分けて販売する。プライベートコレクションとともに、息子が母について書き下ろした伝記も発売する。

プライベートコレクションの中から「マルコ・デ・ヴィンチェンツォ」

 基金は、彼女の遺志を受け継ぐ形で開設された。幅広い社会問題を取り上げてきたイタリア版ヴォーグのなかで、特に彼女は、疫病などの予防や治療に対するアプローチの有り方を考えてきた。基金は、ハーバード大学の関連医療機関であるブリガム&ウィメンズ病院でゲノム解析による予防医療に役立てられる。

「ミュウ・ミュウ」を着たフランカ・ソッツァーニ


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