【ニューヨーク=杉本佳子通信員】26年秋冬ニューヨーク・ファッションウィークは、見慣れたテーラードやカジュアルなアイテムに、ドレッシーな要素を加えるデザイナーが増えている。90年代のニューヨークのナイトライフにインスパイアされたコレクションが目立つ。
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アルトゥザッラが座席に置いた小説は今回、アリ・スミス著『両方になる』。対照的なものが同時に起こりうるという内容だ。それをスペインの宮廷画家のディエゴ・ベラスケスの絵に見られる襟元をきっちり覆った厳格なイメージと、スペインの映画監督のペドロ・アルモドバルに見られる情熱的な感情表現に置き換え、フラメンコの音楽を流しながらコレクションを見せた。
ハイネックのニットの上にシャツを重ね、さらに別のシャツを重ねたり別のセーターを重ねたり、スカーフで覆ったり、フードをかぶったり。首周りはきっちりガードする。ボトムはサーキュラースカートなどボリュームたっぷりのロングスカート、または機能的なパンツが目立つ。

ハイネックのドレスとセットアップは、透けるニットやホールターネックで肌を露出し、官能的に仕上げる。フリンジが多く、左肩に束ねたフリンジを飾ったプリントのノースリーブドレスは、肘まで覆う黒のレザーのロング手袋を合わせて都会的に。上質のレザーとファーをふんだんに使っているが、重さを感じさせないのはカッティングと色使いのなせる技だろう。
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