一昨年、昨年と国内で糸の展示商談会の新規開催が続いた。既存展では出展社や来場者数の減少などの課題があり、大阪や和歌山での新規開催で来場しやすくなる企業も多い。交流を図り、産地や業界の活性化を目指す動きも目立つ。
(榎田果歩)
【関連記事】和歌山の丸編み産地 地元でヤーン展初開催のわけ
現場スタッフが来場
24年に大阪で始まった糸の商談会「イトマルシェ」。商社のSTXが中心となり、クラボウや近藤紡績所などに声を掛け実現、年1回開催している。背景には、既存展で綿糸を中心に提案しても和歌山や西脇、泉州、備後といった綿主力の産地からの来場が伸び悩んでいたという課題があった。距離的な問題で現場のニッターや機屋の来場ハードルが高く、比較的アクセスしやすい大阪で開けば、新規開拓につながるのではと企画した。