ヤマトHD、ECの注文商品を店で受け取り、返品も 

2018/02/08 04:29 更新


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 ヤマトホールディングスは、ECで注文したアパレル関連商品を商業施設で試着し、受け取れるサービス「フィッティング・ステーション」をアトレ大森(東京都大田区)で実施している。

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対象ECサイトを拡大

 商品集配の効率化とともに、EC利用客に新しい買い物体験を提供する試み。利用者からは「試着できるから、サイズがいくつかある商品を初めてECで購入した」「その場で返品できるのは助かる」などの声が寄せられている。取引があるアパレル企業からの引き合いもあり、期間限定(1月4日~3月30日)の実証実験だが、次々と対象ECサイトを広げている。

 商品が届いてから3日間、利用者はいつでも来店・試着・受け取りができる。返品も可能。来店日時指定を不要としたのは、利用者に好きな時にストレスなく来店してもらうため。鈴木修事業戦略担当マネージャーは「もともとの発想は利用者への新しい買い物手段の提供」という。

 アパレルECは実店舗より品揃えが多いが、試着できないことがハードルになっている。サイズが合わずに返品する場合も、商品の箱詰めなどの返送作業がストレスだ。利用者アンケートで「これまではECでアパレルを買ったことがなかった」という人もあり、購入商品に「意外と靴が多い」のも試着ができる安心感によるようだ。

 利用者は1日数件、1月は計数十人となった。「近隣に住んでいる方へのお知らせ」だけで「想定以上に多い」という。「このサービスモデルは、生活動線上にあることが重要」と考え駅ビルに設置したが、職・住とも大森近隣でない利用者もおり、ECで試着できる効果に手応えを感じている。

待たせない工夫を

 また、返品期間の短縮が「事業者が定価で売りたい時期での良品販売を可能にする」ともみている。試着現場では「フェイスカバーを使うなど商品が傷まないように配慮」し、同時に「利用者を待たせない工夫を重ねている」と、社内提案制度でこのサービスが採用された、事業戦略担当の会田翠さんは話す。何より「利用者目線重視のサービス」だ。

 当初二つだった参加ECサイトは現在「シューズ・コンシェルジュ」「サンヨー・アイストア」「ユナイテッドアローズ・オンラインストア」「ディノス」「エル・ショップ」「レンタルドレス・マイクローゼット」の六つになった。実験期間中に10ブランド程度まで拡大できるとみている。

 実験終了後は、18年度中に首都圏または大都市圏に数店舗設置する予定だ。その後さらに拡大する。都市部は駅またはその周辺、郊外なら大型SCを想定している。

二つの試着室・カウンターを設置した「フィッティング・ステーション」は2月1日にリニューアルした

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