ヤマトグループのヤマトフィナンシャルは、ECのカート機能を開発しグループの提供する決済・配送支援機能を組み合わせ、簡単にEC事業を運営できるサービス「らくうるカート」を29日から提供する。サイト管理や配送などの煩雑な業務を一つの管理画面から運用できる。これからECサイトを立ち上げる企業や始めて間もない企業向けに低価格で提供する。
導入企業は、らくうるカートを導入するだけでヤマトグループ各社が提供するサービスをワンストップで利用できる。中核となるショッピングカート機能はコンテンツ管理・会員マイページ・受注管理・商品管理・顧客管理・デザイン設定・ポイント設定などの機能を網羅する。
ECの主要な決済手段であるクレジットカード・コンビニ後払い決済機能を標準装備し、API（ソフトウェア同士が連携するための仕様）連携で「送り状発行システムB2クラウド」「受取場所選択サービス」が利用できる。ベンダーごとに契約する必要がなく、一つの管理画面から操作できる。
ビギナー事業者向けには基本機能に絞り込んだライトプランを初期費用3000円、基本料年間3600円、手数料は受注金額の1％で提供する。無制限の商品登録数など将来の機能拡充に対応したレギュラープランは初期費用5000円（6月末まで3000円）、基本料金年間3万6000円、手数料無料。
