パーソナルスタイリストとは、芸能人や著名人ではなく、一般人のスタイリストとしてファッションコーディネートを提案する職業。「おしゃれになりたい。でも、どんな服を着れば良いのか分からない」。そんな悩みを抱える人の心強い味方だ。様々なスタイリストが各自の得意分野に特化し、強みを打ち出している。
生活が明るく楽しく
エックス・スタイル(東京、電話03・6667・4936)の大竹光一代表は、30代以上の男性を主対象に、都心や関東近郊でメンズの〝モテファッション〟を提案するパーソナルスタイリストだ。大竹さんは、幼い頃から自身の見た目にコンプレックスを抱えていたと言うが、「僕自身、ファッションで人生が大きく変わった。おしゃれすることで、生活が明るく楽しく変わる人を増やしたい」と、パーソナルスタイリストを志した。
学生時代はアルバイトでアパレルの仕事に携わり、カナダに語学留学した際も服屋に勤務。ファッションイベントのアシスタントも務めた。帰国後の13年7月に起業した。
アフターサポートも
サービス内容に応じて様々なプランを用意している。好みの服装や悩みなどを聞くカウンセリングと、ショッピング同行がセットになったベーシックプランは8万円。オプションで小物やヘアスタイルも提案してくれる。婚活プランや1年間回数無制限でショッピングに同行し、アフターサポートもする年間プランなどもある。
利用者は、仕事で人前に立つことが多い経営者やコンサルティング会社の講師、婚活中の人など。2年前の立ち上げから利用者は着実に増えている。サービスに満足し、ベーシックプランから年間プランに移行する客もいるという。認知向上のため、7月にルミネマン渋谷の店頭でコーディネート提案や着こなしテクニックを伝授するイベントを行った。初の試みながら、参加者からは好評だったという。今後も積極的にイベントを行っていく考えだ。