企業家でデザイナーのラムダン・トゥアミは5月17日、東京・中目黒にコンセプトショップ「WORDS,SOUNDS,COLORS&SHAPES」(ワーズサウンズカラーズアンドシェイプス、WSCS)の日本1号店をオープンした。
24年10月に開店したパリ・マレ店に続く2店目。約7カ月の準備期間を経て、トゥアミが「日本で一番好きな街」と語る中目黒に完成した。トゥアミは、パリ創業の総合美容専門店「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」の創業者としても有名で、次のプロジェクトが注目されていた。
店は、目黒川にほど近い趣のある建物の1階に完成した。店内は、トゥアミが今、興味を持つ様々なもので凝縮されている。温かみのあるウッドウォールに、整然と並ぶブルーの棚やメタルのラック。ビンテージの懐かしさ、都会的な洗練など様々な要素が、一つの空間に心地良く収まっている。

商品は、トゥアミが手掛ける最上級カジュアルウェアブランド「ディ・ドライベーグ」を充実する。環境負荷の少ない昔ながらの技術を駆使しながら、長く愛用してもらえるプロダクトをテーマに、ウェアやシューズを日本とイタリアで生産している。


最高品質のシーアイランドコットンやウールを使ったウェアをはじめ、トゥアミが経営するスイス・ミューレン村の宿泊施設「ホテル・ドライベーグ」のためにデザインしたテーブルウェアなど、ラグジュアリーなプロダクトが揃う。日本での販売は初となる。
トゥアミとクリエイティブディレクターのレオナルド・ヴェルネによる出版レーベル「パーマネント・ファイルズ」が手掛けるドキュメントマガジン「ユースレス・ファイターズ」も目を引く。60~70年代のレジスタンス活動をテーマにしたアート&グラフィック書籍などを専門に扱う古書店「ザ・ラディカル・メディア・アーカイヴズ」からは、インパクトのあるメッセージTシャツやラグなども揃う。3月に即完売したディ・ドライベーグ×「ポーター」の協業バッグも再販する。
6月には、2階にカフェ、3階にギャラリースペースもオープンする予定。