ワールドは25年2月期の売上収益2300億円(前期は2023億円)、コア営業利益はIFRS適用後の最高益となる170億円(135億円)を見込んでいる。各事業セグメントとも増収増益の計画で、ブランド事業は高価格帯など事業ポートフォリオの拡充や新規出店を強化する。デジタル事業は好調なサーキュラー事業のさらなる拡大を、プラットフォーム(PF)事業は顧客起点のサービス提供を進める仕組み構築に力を入れる。
(吉田勧)
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前期は11カ月決算で、12カ月換算(参考値)との比較では今期、売上収益は3%増、コア営業利益9%増を見込む。主力のブランド事業は、高価格帯の「シクラス」の出店を進めるほか、ECや期間限定店で販売を開始した20~30代向けの「ギャレスト」「コードA」の常設展開も検討する。低価格帯のアパレルやライフスタイルの新業態開発も進める。FCを除く国内の出店は132店、退店89店で純増43店の計画。「次の柱」としている海外出店も進める。2月に台湾に「ドレステリア」の1号店を開設したほか、「ラグタグ」「タケオキクチ」などの海外出店を検討している。