「#ワークマン女子」路面1号店 女性目線で店作り

2021/06/17 06:30 更新


 ワークマンは6月17日、作業服・用品を扱わない一般客向け「#ワークマン女子」で、初のロードサイド店を開設する。昨秋から出店を始め、駅の近くのSC内に5店を出し、横浜・桜木町駅前のコレットマーレ内の1号店は月商が同社の全913店の1位となるなど好調。今後10年で全国に400店を出す計画で、同店は主軸となる路面型の基準作りを行う実証店。家族客を主対象に女性目線の店作りを行い、初年度2億5000万円の売り上げを目指す。

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 新店は千葉県流山市の旧水戸街道沿い、JR南柏駅から徒歩15分の立地に開設した。周辺に既存店やワークマンプラス業態が点在し、一般の顧客も多い地域。3キロ圏内の柏市や流山市に住む35歳以上の家族客を主対象とし、首都圏の店舗では多めの16台分の駐車場を設置。周辺店舗からの一般客の吸収を狙う。

 新店の売り場面積は267平方メートルで、一般客向けの377アイテムを販売する。外観から内装、什器まで白を基調とした明るい雰囲気の店舗で、天井のスポットライトを増やして売り場全面に柔らかい照明が当たるように配置。

 通路はベビーカーが通りやすいように幅を広くし、入口側の棚や什器を低くして圧迫感をなくすなど、女性目線で見やすく買いやすい売り場作りを行う。大型で子供と一緒に入れ、壁面のマグネットボードで子供が遊べる〝ママ楽〟試着室も開発し、2台を設置した。

 入り口の正面奥の壁面にはサイネージを導入。平日と休日の様々な場面で同店の商品を活用する場面の映像を流し、新業態の路面店のコンセプト「カコクな365日(日常)をステキに変える。」のイメージを訴求する。商品は女性用、男性用各3割、男女兼用4割とし、家族客向けに兼用商品とジュニア向けを拡充。売り場は手前に女性用と男女兼用のスポーツ、奥にアウトドアのウェアと用品、男性用商品、奥の壁面に靴を配置し、壁面に場面別の写真を掲示して場面別編集を行っている。

 〝ぬい撮り〟用の巨大な縫いぐるみや、イラストが入った〟映える〟鏡や壁面など各所にフォトスポットを作り、SNSで自発的に発信したくなる店作りも強化。客目線での販促により、集客を増やす計画だ。

奥の壁面にサイネージを導入し、新業態のコンセプト「カコクな365日(日常)をステキに変える。」映像を流す


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