特許出願中の「バナナボート」構造などが特徴のノンワイヤブラ
「ランジェリーを通じて女性、地域を元気にしたい」。兵庫県豊岡市でかばん向け資材を扱うウインビー（野澤勝憲社長）は、新規事業としてランジェリーブランド「ONŪMORE」（オンユーモア）を立ち上げた。発売1年が経過、新商品の提案、先行予約販売、特別キャンペーンなどを積極化している。
（山田太志）
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自身の経験生かして開発
オンユーモアを主導したのは社員の山本しのぶさん。自らが乳がんとなった時の経験を通じて、機能やデザイン性、心地よさを満たすようなノンワイヤブラを作りたいとの思いから、新規事業としてランジェリーを提案した。
また、豊岡市は高校卒業後に進学や就職で地元に戻らない女性が多い。市の調査では男性の回帰率52％に対し、女性は26％にとどまる。こうしたジェンダーキャップの解消もブランド立ち上げの大きな理由だった。本社にはフィッティングや情報発信拠点となるサロンも設けている。
