ニューヨーク・ブルックリンのウィリアムズバーグが、最近さらに変化を遂げている。最新の変化は、「エルメス」と「シャネル」が出店したことだ。ちょっと前まで、ウィリアムズバーグにヨーロッパのハイブランドが出店するとは想像がつかなかった。
(ニューヨーク=杉本佳子通信員)
ウィリアムズバーグにエルメスがオープンしたのは、今年6月。1階ではスカーフ、アクセサリー、ネクタイ、帽子、ベルト、ビーチタオル、ブランケット、化粧品を扱い、2階は靴売り場。アパレルはない。商品は他のエルメスでも買えるものばかりだが、スカーフの残布を再活用してつくったオブジェを天井からつるし、リサイクル・リパーパスの概念を持ち込んでウィリアムズバーグにあわせようとしている。
シャネルは、7月6日に「シャネル・ビューティー」としてオープンした。化粧品以外は、フレグランスとサングラスを扱う。シャネル・ビューティーはすでに全米に24店あり、ニューヨークではウィリアムズバーグ店が初。販売員によると、オンラインでのオーダーが多いエリアに出店していて、ニューヨークではウィリアムズバーグが多かったという。ちょっと意外だが、マンハッタンまで買い物に行くのが面倒な人たちがネットでオーダーしているということなのだろう。11月からは革小物も加わる予定だ。
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